庭つくりのヒント

「新築外構狭いから何も出来ない」・・事はありません。

「敷地が狭い」と外構・エクステリアを諦めていませんか。

念願のマイホーム、どんなに狭いスペースであっても、工夫次第で魅力的な門まわりを演出できます。

エクステリアは「飽きたから」といって、簡単に取り替えることはできません。
建物の設計段階からしっかりと計画しておくことが満足への第一歩です。

 

狭くても大丈夫

ひときわ目をひくシンボルツリーのあるゆったりとした構えの門を入ると、その先には玄関へと続くゆるやかなカーブを描いたアプローチが見えてくる。

エントランスの両側には季節感のある草花や、頭上を包み込むような落葉樹のトンネルが、お客さまを優しくお迎えする・・・・・
そんなシーンは誰もがあこがれる、理想的なエクステリアのイメージではないでしょうか。
しかし残念ながら、現実はそううまくいかないことの方が多いのです。

それはなぜでしょうか。

 

一般的に敷地の南側に道路がある場合、日本では建物を敷地の北側に寄せて建てることになります。

その結果として、建物と道路の間には庭のスペースが十分にとれます。

そこに門構えやアプローチを含めた前庭、そして主庭をつくるというのが今までのエクステリアの考え方でした。
ところが昨今では敷地の狭小地化が進み、特に都市部においては、先にあげたような理想的なエクステリアを実現するのが難しくなってきている現状があります。

 

狭小地の場合には、南側に道路があるいわゆる南入りの敷地であっても、道路ギリギリまで建物が建つこととなり、道路と玄関の距離も非常に短くなってしまいます。

もはや北入りや東西入りの敷地との違いがなくなりますが、これが現実と多くの人があきらめてしまいます。

だからといって、床を全てコンクリートで固めてしまうだけでは、無味乾燥なエクステリアとなってしまいます。

一度コンクリートで固めてしまった玄関先は、後々のリフォーム時にも解体費用が上乗せされて無駄な費用がかかります。

「土地が狭くてわが家は無理!」とあきらめる前に、そして妥協したエクステリアをつくって後悔しないためにも、いくつかのとっておきのアイデアをご紹介しましょう。

 

ヒントその1

アプローチの位置を正面ではなく、横から取る。

玄関と道路の距離が短い場合、正面にステップをとるケースが多いと思いますが、これはいかがでしょうか。

狭いことを強調してしまうばかりではなく、ドアが開いた時に道路から家の中が丸見えになってしまいます。
ポイントは、アプローチを横から上がるようにレイアウトすることです。

そして玄関の正面には、目隠しのスクリーンを設置すると外からの視線も防ぐ事ができます。

 

また、このようなお宅において、もう一つ問題なのが自転車置き場です。

多くの場合、玄関付近に自転車をとめることになるのですが、見た目の印象が今ひとつです。

この場合は思い切って、アプローチと自転車置き場の間をスクリーン等で仕切ってしまう事も一つの方法です。

そして隣地境界側から自転車の出し入れをします。

もちろんこのスクリーンは、玄関先と同じデザインのものでまとめることをおすすめします。

高さの違うスクリーン同士でも、同じ高さにアクセントラインを入れることできれいに納まります。

さらに玄関先からアプローチ、自転車置き場へと連続した屋根を掛けられれば、雨の日でも快適に使えることはもちろん、エクステリアのボリューム感もアップします。

 

ヒントその2

格子スクリーンでシンプルに仕切る。

オープンでは落ち着かないがブロック塀で囲うのはちょっと気がすすまない、という方にはシンプルでありながら存在感のある鋳物の格子スクリーンがおすすめです。

 

ポイントは足元に植栽を組み合わせること。フェンスラインを道路境界から少しでもよいので後退させて、下草を入れてみてください。間違いなく道路面の表情がやわらかくなります。

さらに門扉やポストを設置するパネルも同じデザインで統一すれば、建物のデザインをこわさずスッキリとコーディネイトすることができます。

 

ヒントその3

道路から高低差がある場合、階段の手摺とフェンスを共用させる。

玄関前のポーチが道路から高い場合、転落防止として手すりを付けるとよいのですが、手すりだけだと下が空いていて落ち着かないと感じる方も多いのではないでしょうか。また手すりとフェンスを二重に設置すると、空間も予算もちょっともったいない気がします。このような場合は、手すりとフェンスが一体になったものがおすすめです。

階段の段差にもフレキシブルに対応できるものであれば、ペットが逃げ出さないというメリットもあります。

スクリーンの一部は透明感のあるものとし、内側に照明を入れれば夜の雰囲気もドラマチックなものとなるでしょう。

 

ヒントその4

高低差がある場合は階段のレイアウトにも一工夫を

道路から見て土地が高い場合は、どこかに階段が必要になります。
一般的な階段では一段当たりの高さ(けあげ高)は17cm前後ですが、昇り降りが楽なのは12~15cm程度です。

 

安全で魅力的な階段をデザインするポイント

①道路ギリギリでいきなり階段をはじめず、一歩踏み込んでから階段に足をかけるようにすること。

②一番下のステップは、少し広めに計画してゆとりを演出すること。

③正面から真っ直ぐ上がるよりも斜め方向から上がるようにして、一番上に少し広いスペースをとること。

④階段の両脇や正面にたっぷりとした植栽スペースを確保すること。

⑤照明を設置して夜間の安全を確保すること。

 

駐車場が道路と平行になってしまい、建物の基礎が丸見えになってしまうケースも多いと思います。この場合には、メッシュ状のパネルとツル性植物を組み合わせることで壁面緑化もできます。

また、常時車が乗ったままにならない床は、緑化ベースと芝生を組み合わせることで、車が通っても芝生を傷めることもなく、道路面の緑量をたっぷり確保することもできるのです。

 

 

2017年5月26日がんばっ庭スタッフ
カテゴリー:庭つくりのヒント, 庭のお悩み解決所

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