現場日記(施工例)

外構工事の実態

こんにちは。がんばっ庭の高橋です。
先日、ある分譲地に家を立てたお客様の外構の現場でのことです。

既に境界のブロックは4段程度積まれていました。その内側にお客様の要望でブロックを積むことになり掘削をしていた
職人さんから、連絡がは入りました。
「ひでーよ、基礎がないよ隣。」
それが下の写真です。

本来、幅40㎝、厚さ12㎝以上のコンクリートの基礎があるはずなのにご覧の様にありません。
そればかりか、カットしたブロックの様な物を使っています。
おそらく、鉄筋等組んでなくブロックを積んだ上から適当に指してあるだけでしょう。
また、基礎が沈まない様にする為に砕石という路盤材を10㎝以上敷設して転圧するのですが、
下の写真の様にありません。

これでは、沈むし、ブロックが傾く可能性があります。
こんな事を平気でする業者がいるという事が悲しいですね。
この土地を購入して、家を建てた方がもう1,2段ブロックを積むなんてことを考えたら、余計に危険度が増してしまいます。
おそらく、そうなった場合でも請け負う業者は基礎がこんな状態だとは思わないでしょうから、積んでしまうと思います。
この土地を販売している不動産屋さんに、弊社の監督が車を空いているところに止めていいか伺った所、
「大事な土地なので、ご遠慮いただきたい」と返事が返ってきたとの事です。
「買い手の決まっていない大事な土地なら、ブロックもしっかり施工しろ」 と言いたいですね。

安全ではなく「危険」な要素がすでにあるわけですから。
これから、この様な現場に入る時は怪しんで、ブロック沿いを掘る様にします。
どんな、気持ちでこんな仕事をしたのか。

悲しい、現場レポートでした。

 

 

 

2022年3月4日がんばっ庭スタッフ
カテゴリー:現場日記(施工例), エクステリア工事の現場

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